ショール
100% メリノ(縦糸)、50% メリノ/50% モヘア(横糸)
オリジナル・ドラフト
2005年
リズの次に注文をくれたのは大学時代に知り合った圭子さん。ちょっと厄介なのは圭子さんは京都下京区で西陣の機の音を聞きながら育ち、彼女自身和裁洋裁に秀でていること。繊維に詳しい!その上、ご注文は御主人のお仕事関連の声楽家の方だそうです。
圭子さんが送ってくださったCDを聴きながらGoogleすると、この方は色を混ぜない織柄のお洋服がお好きなのと、ミュンヘン音楽大学に留学していらしたことが判明。さらに9時間、ミュンヘンの街、音楽大学だの、オペラ座だのをGoogleした結果、ミュンヘン・オペラ座の周りか、近くの公園にト音記号の上部2/3を模した柵があることを発見。若い日本の学生さんが、いつの日か舞台に立つことを思い浮かべながらオペラ座の近くを走っていく姿を想像してドラフトを作りました。
まだ私も本当に駆け出しだったので、一応何種類かト音記号のようなドラフトを作りサンプルを織りましたが、どうも細すぎたり、平たくなったりで思ったほどはっきりと柄が出ませんた。それでも同じ横糸、同じドラフトで、横糸の入れ方を変えて二枚織ったら、相当力を入れて打ち込んだ方がモヘアの光沢を存分に見せてくれて、我ながらちょっとエレガントな作品ができたと思っています。