"Red Cashmere Birthday Scarf"

100% カシミア
2010年

町のギャラリーからお誕生日プレゼント用に小さな赤いカシミアのスカーフの依頼がありました。ただし依頼からお届けまで48時間!幸いお似合いの箱があったので、それでプレゼント用に。写真も一枚だけ撮りました。

"Her Scarf Stopped the Traffic"

スカーフ
100%綿
オリジナル・ドラフト
2009年

より細かい布を織りたくて60/2の綿を使い、しっかり・しっとりしたスカーフを織りました。

当初96EPIのつもりで織っていたのですが、洗った後幅がとてもせまく出来上がるのです。ふと顔を上げるといつもの6DPIのリードが壁に立てかけてあるではありませんか。 手元には10DPIのリード、つまり160EPIで織っていたんです。どおりで予定していたドラフトが何れも綺麗に出てこない。でも手触りが気に入ってしまったので、ドラフトを何度も作りなおして続行しました。

「重厚」な感触が今までと全く違うイメージのスカーフを作り出してくれました。



"Frue Frue"

スカーフ
綿、レーヨン
オリジナル・ドラフト
2009年

私は色相を沢山含んだ作品とか、派手な色のものを作るのが嫌いなんですが、十年一日の如く同じようなスカーフばかり織っているのも芸が無いと思い、半年ほどブログ友達に励まされて少しづつ一枚のスカーフの中の色相を増やしたり、鮮やかな色を使うよう心がけました。最初は二色足しただけでも30分くらい横にならなければいけないほど気に入らなかったのですが、少しづつ慣れてきてところで、小さなインターネット上の展覧会を機に皆をびっくりさせようと思いこれを織りました。私が好んで作る雰囲気と全く違うイメージのものですが、期せずして織る工程ではかなり楽しい思いしました。でも「派手」は十分味わったので、この後落ち着いた色合いの世界に再突入しました。


”Bye Bye, Blue Eyes”、ネルソン、ニュージーランド、2008年

2007年の終り頃ネルソンのテキスタイル作家集団 Fibre Spectrum に小さな個展をしないかとお話があった時、2007年はとても忙しかったので2008年の終り頃ならとお答えしたら、11月のスポットをいただきました。

9月にアメリカの俳優のポール・ニューマン氏が亡くなったのですが、実は私は高校生の時にニューマン氏にちょっとだけお目にかかったことがあるので、氏の有名な青い瞳をテーマに数枚青いスカールを織りました。



ニューマン氏とお話したいきさつは英語版のブログではお話ししました。

"Desire/Euphoria"

スカーフ
100%綿
オリジナル・ドラフト
2008-09年

初めて手織を始めた瞬間から、細かい柄で艶のある布を織りたいと思っていましたが、最近やっとそれに似たものが作れるようになりました。ただ、手触りがまだ思うように柔らかくできないので研究の余地大です。


”Craft 08”、ネルソン、ニュージーランド、2008年

ネルソンの家具作家 John Shaw が美術に押されがちな工芸を集めて Refinery Art Space で2008年一月に開催した展覧会です。私は初めて参加へのご招待をいただきました。


”Re:Fine”、ウェリントン&ネルソン、ニュージーランド、2007年

"Re:Fine" は2007年9月に以前ネルソンで開催されていたWorld of Wearable Art のショーと並行してネルソンの美術工芸を紹介するために首都ウェリントンで開催され、更に2008年1月に地元ネルソンのSuter Galleryで再現されました。初めて提案書なるものを提出したのですが、"Sea, Sand and Sky" に出した作品を是非といわれ、個展から5枚が採用になりました。

ウェリントンでは総理大臣も招待されたオープニングにも出、ネルソンではキュレーターが一般向けに行う講義に出席したのですが、そこで「一言」お願いされ、初心者としては戸惑うことばかりでした。

ウェリントンでは"Wave" はKatie Gold と Owen Bartlett 陶芸に後ろ、Tracey Smith costumeの前に。更に後方左からScilla Young マルチメディア "The Dance of Red", 及びCatharine HodsonとJanet Bathgateの絵画。

"Bubble"と"Paua" はCharles Shawの陶芸と。

"Deep"と"Windprint" はCharles Shawの陶芸とDavid Haig/Lindy Harwardの椅子と。

展覧会がネルソンに移ってからはもっと細かく展示の仕方を見ることができました。

”Culturally Routed"、ネルソン、ニュージーランド、2007年

"Culturally Routed" はメージ・チェンジをしたばかりのRefinery Art Space で2007年10月・11月に開催されました。テーマは「よそからネルソンにたどり着いた人から見たネルソンと自分」のようなものだったので、キューレーターAndy Cloverに南太平洋をテーマにしたショールを見せた所、生ぬるい反応が。たまたま完成して干してあった小さなスカーフを見た途端、ギャラリーの天井の高さを誇示したいから、特大のリボンを織ってほしいと依頼されました。

私にとって「使うもの」でないものを織るのは初めて、ましてや「現代美術」の展覧会に出展するのも初めてでした。

”Sea, Sand and Sky”、ネルソン、ニュージーランド、2007年

"Sea, Sand and Sky"は私の最初の個展で、2007年1月29日から2月16日まで、ネルソン中央にあった旧Gallery 203で開催されました。すべて手作りの小さな個展でしたが、難しいよりも楽しいことが多く、また展覧会の裏側の仕事についてとてもたくさんの友達の助け、助言を得て、学ぶことの多い経験でした。


残念ながらショールは一枚も売りませんでしたが、私の写真のコピーを望まれる方がいらして、一枚売りました。



"Wind Print"

"Wave"、表は青、裏は緑の一枚

"Bubble"

"Gentle"

最後の一枚はなんと展覧会のオープンした日の晩に完成しました。

"Deep"、遅刻

展覧会は小さな部屋を二部屋使いましたが、小さい方の部屋には作品を二枚の見かけ、階段を上がって見えた方々が休めるように椅子を置きました。 また、小さい機も置いて展覧会開催中常時手織りのデモンストレーションをしました。




"Paua"

"Rabbit Island"

三日目に、閉館時間後手織り作者だけお呼びして、お茶とケーキ。 写真では皆さんサンプルとかノートをご覧になっています。

子供の歌を書く Kath Bee が毎週木曜日のお昼にミニ・コンサートをしてくれました。

この展覧会にたどり着くまでの記録が日本語版ブログに少々英語版ブログにはしつこく記録されています。

"Hannah's Blanket"

大型膝掛け
100% ウール(縦糸)、100% メリノ(横糸)
Handweaving.net No.3357 ダブル幅織り
2005年

2005年の最後の仕事はグレンダさんに頼まれた結婚祝い、ソファなどで使える二人用膝掛けを真白ではなくベージュでお願いされました。結婚祝いでも毎日使っていただきたかったので、赤ちゃん用のものよりしっかりした繊維を使いたかったのと、織り柄をはっきり見せたかったので、縦糸に多少硬めのベージュのウールを2種、横糸にまだ鱗の付いているメリノを使いました。

洗いあげはしっとりとした、かなりフェルトに近い手触りです。


"Paua"

ショール
100% メリノ(縦糸)、50% メリノ/50% モヘア(横糸)
オリジナル・ドラフト
2005年

"München Opera House Park" を織っているとパウアの柄が自然に浮かんできました。パウアはアワビの一種で、磨かれた貝殻はニュージーランドではアクセサリーや、木・石の彫刻のアクセントによく使われます。あっけなくドラフトができてしまい、二日後にはショールも織りあがってしまいました。

この作品は2006年のニュージーランド・ギルドのNelson/Marlborough/Buller支部展で新人賞をいただき、"Sea, Sand and Sky"及び"Re:Fine"に出展、今はスコットランドに住んでいます。



"München Opera House Park"

ショール
100% メリノ(縦糸)、50% メリノ/50% モヘア(横糸)
オリジナル・ドラフト
2005年

リズの次に注文をくれたのは大学時代に知り合った圭子さん。ちょっと厄介なのは圭子さんは京都下京区で西陣の機の音を聞きながら育ち、彼女自身和裁洋裁に秀でていること。繊維に詳しい!その上、ご注文は御主人のお仕事関連の声楽家の方だそうです。

圭子さんが送ってくださったCDを聴きながらGoogleすると、この方は色を混ぜない織柄のお洋服がお好きなのと、ミュンヘン音楽大学に留学していらしたことが判明。さらに9時間、ミュンヘンの街、音楽大学だの、オペラ座だのをGoogleした結果、ミュンヘン・オペラ座の周りか、近くの公園にト音記号の上部2/3を模した柵があることを発見。若い日本の学生さんが、いつの日か舞台に立つことを思い浮かべながらオペラ座の近くを走っていく姿を想像してドラフトを作りました。

まだ私も本当に駆け出しだったので、一応何種類かト音記号のようなドラフトを作りサンプルを織りましたが、どうも細すぎたり、平たくなったりで思ったほどはっきりと柄が出ませんた。それでも同じ横糸、同じドラフトで、横糸の入れ方を変えて二枚織ったら、相当力を入れて打ち込んだ方がモヘアの光沢を存分に見せてくれて、我ながらちょっとエレガントな作品ができたと思っています。



"Tahunanui Beach"と"Liz's Shawl"

"Tahunanui Beach"
ショール
100% メリノ(縦糸)、 50% メリノ/40% ポッサム/10% 絹(横糸)
オリジナル・ドラフト
片方の耳にガラスビーズの装飾付き
2005年

これは、数年「今年こそは挑戦しよう」と言っては延期し続けた末、初めて展覧会に応募・出展した作品です。我家の近くにタフナヌイという遠浅できれいな海岸があり、そこで波の打ち寄せる様と砂が光る様を縦糸の色の変化と組織で表しました。




"Liz's Shawl"
ショール
100% メリノ(縦糸)、 50% メリノ/40% ポッサム/10% 絹(横糸)
オリジナル・ドラフト
フリンジにガラスビーズの装飾付き
2005年

ついに展覧会に応募・参加できて、嬉しくて友達皆に写真を送ったところ、高校時代の友達のリズが似たものが欲しいと注文してきました。初めての注文!その上それが懐かしいミネアポリスに行くんです。でも展覧会に出展したのとまったく同じでは面白くないので、候補として作って一番気に入っていたのに使わなかったドラフトを使いました。